カラクリ屋敷の座布団の下

主にポケモンに関する記事を書いていきます。レート報告、育成論、ポケモンGO、本編、その他雑記や考察など。

第4回真皇杯使用構築 受けル偽装積みリレー

毎度の事ですがお久しぶりです。今回は第4回真皇杯にて使用した構築の公開です。

東海・ラスチャレで同じコンセプトのパーティを使用しましたが、実は前日まで完成していないレベルで迷走していました。

しかしレートに潜ると7連勝、当日も思っていた以上の戦績を残せました。とはいえ限界も見えたので晒してしまいます。



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……。

……いや。

……陰キャじゃん。

嫌いだって言ってたじゃん?


そうですね、私は散々受け系統のパーティは運負け製造機で陽キャに勝てないと言ってきました。それなのに何故。

答えは簡単で、受けループ偽装です。記事タイトルでネタバレ。


参考にさせて頂いた方のURLです。

http://mysknk.hatenablog.com/entry/2018/05/15/120004

もやしきのこさんにこの場を借りて感謝します。実は偽装同士でレートで当たったあの勝負が予選前夜最後の試運転でした。

問題がありましたら削除させて頂きます。




・ゲンガー@タスキ

臆病CS

シャドーボール

ヘドロウェーブ

凍える風

道連れ


先発が安定する配信産ヘドウェゲンガー。対面性能の高さを持ちながらこご風での起点作成も可能です。参考元は鬼火ですが、道連れに変更する事で対面性能と対炎性能を格段に上げています。

色違いなのは受けルに多い先発メガゲンガーを選出後まで偽装する為で、多くの相手を驚かせてきました。

そりゃ色がガラッと変わるメガだから色違い使っているんだと普通は思いますよね。実際はヘドウェを使いたいだけなんですが、これも戦術の一つでした。


ステロを撒いてくるランドロスを無償突破したり、岩封ガッサを処理できるこご風は必須。

テテフが非常に投げられやすい構築ですが、これは敢えて狙っており初手タスキゲンガーでスカーフCSもタスキCSも確実に処理してきました。むしろ先制技を封じてくれてありがたい。

サイコフィールドが残ると道連れで1:2交換もしてくれるので、このゲンガーを使用する上でテテフを誘う構築にするのはアドに変わります。



エアームド@ヒコウZ

意地h20a252b4d36s196

特性:砕ける鎧

ブレイブバード

アイアンヘッド

挑発

剣の舞


エースである砕ける鎧エアームド。Sは砕け後にスカーフウツロイド抜き調整。

ゲンガーがランドロスを誘ってわざと倒され、エアームド死に出しで頑丈を潰すトンボをされます。そこで剣の舞を使う事によりAS2段階上昇・B1段階下降の化け物が誕生します。

ゲンガーがタスキで1体倒した際に先制技読みで繰り出す事もありますが、Bが下がるので霊Zミミッキュなどには注意が必要です。これが意外と脆い。


火力は剣舞後ブレバZで無振りコケコボルトを確定1発にするほどで、非常に範囲が広い代わりにZが1回しか使えない難点を抱えています。リザ相手にはZを温存するなど、HPと相談してマストカウンターを見極めましょう。

100族はSを上げても砕ければ抜けるので、リザの頑丈読みニトチャで勝利してしまえるので諦めない事が肝心。メガバシャを抜いているのも重要ですね。


3枠目の技はグロスガルドへの打点となる辻斬り、怯みやタイプ補完の良い岩雪崩が候補に挙がります。挑発はカバやドヒド対策に。

グロスガルドは剣舞辻斬りでも倒せないので雷パンチやシャドーボールで切り返される可能性が高い事、岩雪崩はブレバで足りている事から挑発を採用しました。



バンギラス@メガストーン

陽気AS

岩雪崩

噛み砕く

地震

竜の舞


以上の3体が基本選出。ムドーが倒れた後に積みリレーの形で全抜きを狙っていく数値の化身。

至って普通のバンギ、しかもムドーから出した場合は偽装がバレているので運用も普通です。

冷凍パンチが欲しい場面もなくはないのですが、どれも切らずに使い続けました。ランドマンダはムドーに威嚇を入れに来てZで飛ばされていくので撃つ機会はそこまでありません。

エッジは威力0なので雪崩。怯ませれば全部解決!

地震は重いガルドなど、ムドーから繋ぐと考えると切れない重要な技です。



グライオン@毒毒玉

意地h212a252d44

特性:ポイズンヒール

地震

岩雪崩

挑発

剣の舞


受けル偽装で受けルに勝てない、なんて灯台下暗し。このグライオンだけでノーダメージで受けルを崩せます。そして相手からは受けルに見えるポケモン、というベストマッチ。

ヤドランは舞っても確2にならないので雪崩で怯ませて解決。カバリザにも普通に出すので命中安定の岩封でも何も問題なかったかもしれない。



モロバレル@黒いヘドロ

呑気h244b252d12

特性:再生力

ギガドレイン

クリアスモッグ

イカサマ

キノコの胞子


よくいる調整の最遅バレル。選出はほとんどしなかったが、ミミッキュや電気を抑制しテテフを誘ってもらった。

当初は参考元の通りゴツメドヒドイデだったが、東海予選で変えた方がいいと感じてこちらに。

バンギとの相性もいい。たまげたなぁ……。



・ヤドラン@メガストーン

図太いh244b12d252

特性:再生力→シェルアーマー

熱湯

鉄壁

ド忘れ

怠ける


バンギが出せないグロスバシャに強いメガ枠。当初はド忘れを瞑想で採用していたが、回復技持ちには積み技特有のPPの多さでどうにかなる事に気付かせてもらってド忘れに。

これによりコケコのフィールド10万連打でさえ急所を恐れずに起点にできるようになった。麻痺は勘弁。

毒に弱いので眠る採用も無しではないが、毒を撒いてきそうな相手には出さないのが一番。挑発にも弱い。


よくヤドラン舐め舐め選出をされるので出し得だったりする。受けだけどループはしない。

元はスカーフヌメルゴンの枠だが、範囲はあっても火力が悲しくて仕方なかったので特殊受けはバンギorバレルだと思ってもらうようにヤドランを採用した。




【結果】

東海予選4-3(3位タイ予選落ち)

使用したのはドヒドイデヌメルゴン


ラストチャレンジ3-4(4位タイ予選落ち)

使用したのはモロバレルヤドラン



使いこなせていないのは理解していましたが、勝てない選出をされると運勝ちしないといけなくなるのでこの勝率で落ち着いたのかな、と思います。

レートでは見た目受けルでありながら謎の選出をされて負ける事も多く、何故この相手に耐久ポケモンを初手から投げてくるんだと何度も思いました。レートが低いから、か……。

毒で解決できると本気で思っている人が多いのか、毒がないとヤドランで詰むのかは知りませんがいずれにしても偽装でなければ勝てる欠陥のある構築に負けるのは気が滅入りました。


ジャラランガに弱く、ゲンガーでこご風道連れをするかムドーが上からブレバが撃てる状態で出てこないと勝てません。

改良の余地はかなりありそうですが、再戦だと人読みされますし難しい部分もあります。



今期は別の構築で潜ってみる予定ですので、また個性の塊みたいな構築を模索していきます。


真皇杯運営の方々、対戦して頂いた同じブロックの方々、東京まで連れて行ってくれたみんなに感謝しています。対面でやるポケモンは楽しい。

特に同行した上に準備も整えてくれて本戦ベスト8にまで入ってくれたてつ君には感謝&賞賛です。


自分も負けていられないと感じました。未だにスランプですが自分に合った、時代に合った構築に出会ってレート・オフで結果を残したいですね。